- 2021年11月10日
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状と治療
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状や治療についてガイドラインを引用しながら説明します。


- 2021年11月9日
自律神経失調症と精神疾患
自律神経症状とは 自律神経失調症とは、よく使われる病名です。しかし、これは正式な病名ではありません。自律神経失調症は、多くの場合、精神疾患にともなう自律神経症状を指します。 自律神経 自律神経とは脳から全身に向かって出ている神経で、交感神経と副交感神経に分かれます。自律神経は心臓、胃腸、血管、汗腺など身体の内側にある多くの臓器を無意識に調節しています。 自律神経と不安 不安が強くなると、不安が脳に作用して自律神経を興奮させ、色々な臓器の症状を引き起こします。例えば、動悸がしたり(心臓)、吐き気が出たり(胃)、下痢したり(腸)、手足が冷たくなったり(手足の血管)、冷や汗がふき出したり(汗腺)します。この時、原因は不安であって、自律神経そのものの異常ではありません。 不安と精神疾患 不安が強くなる精神疾患の代表は、その名の通り不安障害(不安症)です。不安障害は総称であり、不安障害にはパニック障害、社交不安障害、特定の恐怖症、全般性不安障害などが含まれます。どの不安障害でも自律神経症状が出ます。 また、うつ病や双極性障害、統合失調症など、不安障害以外の