新型コロナウイルスの生存率(数字を逆から)

新型コロナウイルスに関して色々な数字が発表されていますが、今回は数字の見方を変えたいと思います。


現在、新型コロナウイルスの感染症(COVID-19)の騒動が続いています。しかし、物事には良い面と悪い面があるので、この騒動にも良い面と悪い面があるはずです。


悪い面はたくさん報道されていますが、良い面はあまり報道されません。物事の良い面ばかりを見てもリスク管理ができませんので、悪い面を見ることは大切でしょう。しかし、悪い面ばかりを見ても精神的に辛くなります。


新型コロナウイルスに関する数字の見方を変えると、気持ちも少し変わるかもしれません。


例えば、コップに水が60%入っている場合、「まだ60%も入っている」と思うのか、「満杯よりも40%減っている」と思うのかで、かなり印象は変わります。心の持ちようも変わるはずです。


皆さんは、数字のポジティブな面とネガティブな面のどちらに気を取られるでしょうか。不安が強い人はネガティブな面に気を取られると言われています。ネガティブな面に気を取られるから不安が強くなるのかもしれません。ポジティブな面を見る練習をすると気持ちが楽になることもあります。


今回は新型コロナウイルスの論文から、ネガティブな数字をポジティブに見る練習をしたいと思います。新型コロナウイルスで亡くなる人がいます。これを致死率と言いますが、逆の数字が生存率です。ようは新型コロナウイルスに感染しても生き残る確率です。


例えば、致死率が1%なら生存率は99%というわけです。イタリアや中国から、年齢別の致死率が報告されていますが、これを生存率に置き換えてみます。


イタリアの生存率、3/17の時点で

  • 0-9歳 100%

  • 10-19歳 100%

  • 20-29歳 100%

  • 30-39歳 99.7%

  • 40-49歳 99.6%

  • 50-59歳 99%

  • 60-69歳 96.5%

  • 70-79歳 87.2%

  • 80歳以上 79.8%


中国の生存率、2/11の時点で

  • 0-9歳 100%

  • 10-19歳 99.8%

  • 20-29歳 99.8%

  • 30-39歳 99.8%

  • 40-49歳 99.6%

  • 50-59歳 98.7%

  • 60-69歳 96.4%

  • 70-79歳 92%

  • 80歳以上 85.2%


計算法で端数が変わるかもしれませんが、殆どの年代で生存率が高いことが見て分かります。なお、最近は無症状の人が沢山いる可能性も知られており、無症状の人をカウントすれば生存率はさらに増える見込みです。


つまり、新型コロナウイルスに感染しても生き残る確率は非常に高いのです(だからと言って感染して良いわけではないですが)。


同じ数字でも見方を変えれば印象は変わります。降水確率10%は、雨の降らない確率90%です。両者は同じ意味ですが、与える印象は変わると思います。日頃から数字を逆に見る練習をしておくと、数字に心を奪われることも減るかもしれません。私から皆さんにお勧めします。


引用文献:Case-Fatality Rate and Characteristics of Patients Dying in Relation to COVID-19 in Italy. JAMA. 2000.

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