パニック障害の症状と治療について説明します


このページについて:パニック障害の治療にはいくつかの選択肢があります。ガイドラインを引用しながらパニック障害の症状と治療について説明します。


パニック障害は、不安障害の一種に分類されるメンタルの病気で、不安や恐怖という感情の問題です。具体的な症状としては、発作的に不安や恐怖に襲われて、動悸がしたり、息苦しくなったり、冷や汗が出たりなどの体の症状が出現するパニック発作というものが特徴です。パニック発作は、自律神経という内臓などの動きを調節する神経系統がバランスを崩してしまうことで体に症状が出るという仕組みです。ただし、自律神経自体に障害が出るわけではありません。あくまで不安や恐怖という感情の問題で、メンタルの症状です。自律神経失調症などという病名と混同しないようにしましょう。また、パニック障害では、パニック発作以外にも、再びパニック発作が出るのではないかという不安(予期不安と言います)や、特定の場所を回避してしまうなどの症状も出てきます。

パニック障害の症状について詳しく知る

パニック障害に関係する疾患は色々とあります。そもそも、パニック障害の中心的な症状であるパニック発作はパニック障害以外の精神疾患でも起こります。例えば、うつ病でパニック発作を起こすこともあるのです。この場合は、パニック障害ではなく、うつ病の診断になります。また、甲状腺ホルモンの異常や心臓の病気など、体の病気でパニック発作に似た症状が出る場合もあるので、注意が必要です。必要に応じて検査を行い確認します。

パニック障害に関係する疾患について詳しく知る

パニック障害の治療には、いくつかの方法があります。まず大事なのはパニック障害について知ることです。体の病気ではなく、あくまでメンタルの病気であると知れば、少なくとも体の健康についての不安は無くなります。このように、正しい情報を得ることで無駄な不安を省くことも治療の一環です。また、専門的な精神療法(心理療法)である認知行動療法も有効です。薬による治療では、基本的に抗うつ薬を使います。これは、うつ病の治療薬と同じものです。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬も一時的に効果はありますが、乱用の問題や、長期的に使うと依存性が出現するため、なるべく使用しないことが大事です。

パニック障害の治療の選択肢について詳しく知る

参考文献:

  • DSM-5(米国精神医学会, 2013)

  • Generalised anxiety disorder and panic disorder in adults: management(NICE: 英国国立医療技術評価機構, 2011)

他の精神疾患の診断と治療について知る

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